TOC活動の進め方

全員で職場をきれいにしていく。これがスタートです。

各職場の問題点を洗い出し、お金をできるだけ掛けないように改善手段を考え改善実践を繰り返していきます。「報告・連絡・相談」の徹底と「PDCAの管理のサイクル」を行い「自ら気づき、自ら行動し、自らお役立ち」を目指す活動で「気付き多き人財づくり」を行います。

TOC活動で浸透する改善の意識

エントランスに視点を置いて考えると、雑然としていたエントランスの何が問題なのかを考えて、改善案を実践していきます。最初は指導しながらであったものが、徐々に社員さん自らの気づきによって改善されていく。こういった状況が職場の各所で起きるようになり、オフィスの整理整頓だけでなく業務自体の整理・改善につながっていきます。

改善前

玄関先であるエントランスが雑然としていて、お客様目線で見るとお店の商品は大丈夫かな?案内される情報は確かなものなのか?と疑いたくなる状況でした。

「このままでは買っていただけるまでに相当な努力が必要です」と指摘いたしました。


改善途中

エントランスの目的を明確にしてもらった結果、メンバーから「お客様にゆっくりとくつろいでもらいたい」との発言があました。「自分がくつろげるとしたらどんなスペースか?」とみんなで考えて議論して改善を進めました。結果として考えて要るものと要らないものを区分し、お客様にとってくつろぎの場所に改善されました。


改善の進化

社員から「お客様にくつろいでもらえるのは良いが、お茶出しなどスタッフが対応するのが大変になった」と不平が…。そこで、ある社員の気づきから「お互いが助かるようにと自動販売機を設置すれば良いのではないか?」と提案が有り、メリットとデメリットを協議して最終的はメリットが大きいと飲料の自動販売機を設置しました。 

 

 


TOC活動の成果

1)お客様に好きな飲料を無料で飲んでいただける

2)スタッフはお帰りになった後のテーブル確認だけに

3)ゴミ箱を置くことでお客様が自らゴミ箱へ捨てていただけるように。

目的意識を明確にしていくことで、自らが気づき自らが行動出来るだけではなく、お互いに議論を重ねることで報連相がしっかりと出来るまでになりました。お客様だけでなく、社員も良いやり方を考えることが長続きする秘訣です。それだけではなく、これが起点となり執務室も整理整頓がはじまっていきました。